目、耳、鼻、咽

2013年2月15日 (金)

花・鼻・華・・・・・・

いよいよ花粉が! 飛び出しましたね。
まだ本格的ではないですが、お困りの方も多いかと思います。
大気汚染の問題や黄砂の飛来が重なってくると、例年とは違う現象が見られるかもしれません。 

中医学では、衛気(エキ)=バリアの弱い方にはその機能強化で防ごうという考えがあります。また、鼻粘膜の荒れを防ぐ作用もあり、鼻がぐずぐずとかぽたぽたとかしてお困りの方には朗報です。

一方、粘膜ですぐに炎症を起こしやすいタイプの方はこの方法ではすっきりと解決できないことがあります。粘膜にうるおいと炎症を抑える方法がおすすめです。風邪を引いて体調不良のままシーズンに突入してしまう場合もこれに似た状態になります。Kahun

症状が出てきたら、多彩なラインナップの処方から自分に合ったものを選んでいただきたいのです。

鼻づまり、鼻水が粘ってすっきりしない、目が痒い、涙目になる、鼻がムズムズする、などなどお困りの症状は千差万別です。 これからの華やかなシーズンに困った顔でなく晴れやかな顔で過ごしていただきたいと思っていいます。

                                                   
悩んでおられる方はお近くのお店にご相談ください。
漢方薬だけでなく食事や生活習慣のアドバイス=養生法もゲットできますよ!

                 滋賀  大津市  よねくら薬局

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2013年1月28日 (月)

まもなく花粉症到来!

先週から、目の痒みや咳の方が相談に来られています。現在のところは風邪か花粉症かわからない状況ですが、それでも症状にあわせて漢方薬が適応します。

今年の花粉は例年より多くなり、飛散ピーク時期は、近畿地方で3月下旬から4月上旬、また、全国的にピーク期間が長くなると予測されています。

花粉症の漢方薬は、体質と症状によって様々ですが、その特徴は

★ 早く効く                        Illust1kahun

★ 眠くならない

★ 継続すると年々症状が軽くなる

★ 様々な症状に応じて多種の漢方薬がある

などです。是非ご相談ください。

   京都市  市兵衛薬局

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2010年5月26日 (水)

新緑の季節 目の健康を考えてみませんか?

~肝腎を養い、身体の中から目を支える漢方薬~

 

日差しが眩しく、新緑の美しい季節となりました。

 

現代人は、パソコンやゲームなどの普及により、目を酷使していることが多く、加齢による症状だけでなく、小さなお子さんにも目のトラブが起こることが少なくありません。
視力低下・疲れ目・充血・かすみ目・眼精疲労などの不快症状から、白内障・緑内障などの目の病気など、目の健康を害していませんか。

 

目をつかさどる内臓は、自律神経系や血液の貯蔵に関わる「肝(かん)」。その「肝」は発育や生殖に関係する「腎」と補い合って、目に栄養分を送り、目の新陳代謝を促進しています。

 

中医学ではこの「肝」や「腎」を養うことによって、身体の中から目を支え、様々な不快症状を改善していくことができると考えています。この「肝」「腎」を養う漢方薬として、もっともよく使うのが、「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」です。

 

 「杞菊地黄丸」には、飲みやすい小粒タイプもありますが、昔ながらの丸剤(直径2㎝ほどの球形)になったものが、生薬の含有量も多く、特にオススメです。
目が疲れたなと思ったら、一日1~2丸を目安に噛みながらご服用ください。

 

また、手軽に飲めるハーブティとしては「香菊花(しゃんきくか)」があります。
こちらのハーブティは、杞菊地黄丸にも含まれている『杭菊花(こうきくか)』のお茶で、お湯に溶かして手軽に飲めるスティックタイプとなっています。
 
その他、いろいろな病気により、二次的に目に症状が現れている場合は、その病気の改善とともに、目の健康を考えていくことが必要です。

 

たとえば、糖尿病や高血圧症の方は、血液がドロドロしやすく、「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などとの併用も効果的です。

 

他にも、体調に応じて、様々な漢方薬がありますので、お悩みの方は、お近くのパンダの薬局までご相談ください。

 

 

 

    京都 漢方ごじょう薬局 衣川 香

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2010年3月 1日 (月)

つら~い花粉症

1月末、「早めの花粉症のようで顔がカユイ!」と60歳代の女性の方が相談に見えました。目の上下と鼻の下が赤くなり、いかにもカユそう!

 

この花粉飛散の時期、身体のまわりをくるくる巡っている防御バリア(「衛気」って言います)の力が低下していると、この女性のようないわゆる花粉症の症状が現れることがあります。中国漢方では、衛気が不足している状態を「衛気虚」といい、広い意味での虚弱状態にあると考えます。

 

時期的にこのような症状でお困りの方が多くお見えになりますが、この方の場合、「衛気」を補う漢方薬を服用して頂いたところ、3日後には赤みスッキリ、かゆみもとれたと喜んでお越し頂きました。

 

ご主人の鼻炎にも使いたいとのこと。水鼻ズルズルのご主人の症状には、<小青竜湯>の併用が必要と思われ、2種類を服用して頂いております。

 

かくいう私も例年、花粉症の時期が近付くと準備に大わらわの「虚弱体質」です(笑)。
ご主人のツライ症状も早くよくなればと、うれしいご報告を心待ちにしているところです。

 

         京都市中京区  保生堂薬局

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