頭痛、不眠、うつ症

2013年5月22日 (水)

暑くてのぼせる人の対策

暑い日がまだまだつづきますね。

長時間暑い場所にいたり、日光を浴びるとなんとなく息苦しくなったり、顔に熱がこもった感じがしたりします。それが急激におこると熱中症なのですが、実は慢性のオーバーヒートも存在します。

意外と知られていない事なのですが、体はエンジンでいうと水冷(すいれい)型です。温度が上がりすぎて問題がおこらないように、血中の水分が体を常に冷やしてくれます。「体をクールダウンし、潤してくれる水分」が慢性的に減少しやすい体質が存在します。

●顔がのぼせる     Photo_2
●口が渇く 
●目が乾燥する 
●手足がほてる 
●イライラする

さらに偏りが進むと

●舌がピリピリ 
●寝つきが悪く 
●耳鳴り 

といった具合にまで。

不思議な現象と思われるかもしれませんが、数千年の統計からみても真実です。これらの因果関係は数値にできるものではないという理由から病名も存在しません。

慢性的な血中の水分不足が自律神経の中枢までもオーバーヒートさせ、不思議な症状をひき起こします。そして病院にいくと「更年期障害でしょう」「自律神経失調です」となり、安定剤がなんとなく処方されるケースが多いものです。

確かに50歳前後の時期に発生しやすいのですが、更年期かを調べるホルモン数値の検査をしても「ホルモン減少していないのに症状がある」という方が多く、すべて比例して関係しているものでもなさそうです。
 
仮に安定剤で一時的に「自律神経のオーバーヒート」を強引に抑えたとします。でも根本的な原因である「自律神経中枢を休める物質」はそのまま低下し続ける事になり、数年後ふたをあけてみれば安定剤の効き目は十分でなくなります。
そして1種類では効かなくなり、抗不安薬、抗鬱剤へとさらに強力な抑えが必要となります。

ここで重要な部分は「安定剤はダメ」と言っているのではなく、原因を少しづつでも軽減させていくことが「脳や内臓のダメージリスクが減る」ということです。

その状況を前向きに改善する食事療法があります。
梨、ビワ、瓜 レンコン トマトセロリ 牡蠣 シイタケをしっかりと摂取し、×トウガラシ ×酒 ×コーヒー 等の刺激物は控えめに。
 
漢方にて適切にケアすれば最短距離で体質は変わるでしょう。

           奈良県天理市    漢方相談の中村薬局

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2011年4月22日 (金)

頭を動かすと「くらっ」とする

東日本大震災で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

毎日、大変な環境におかれてつらい苦しい思いをされていることと思います。

情報や物資や人材などなどまだまだ不足だらけで不便で不安なことでしょうが、皆様の気持ちに添いたいと多くの人々が思い、願っております。

ストレスや環境の変化で心身に影響が出ることを心配して、今回、書かせていただきました。不安でいっぱいのときに少しでも役立てていただければと思っています。

先日、60代後半の少しぽっちゃりした女性が来店されました。

地震で少しゆれを感じた後も余震の影響なのか、テレビ見ていた影響なのか、いつでも揺れているように感じて、気持ちが悪い。めまいかと心配して、病院へ行って検査等をしたが特に異常は見つからなかった。上を見たり、頭を動かすと「くらっ」とする感じがすると言われました。日ごろ血圧は上が100程度なのに130くらいまで上がっていて、血圧の影響でしょうか?食事は気分が悪いときは食べられないがそれ以外は何とか食べています。睡眠はどうにか寝られていますが気分よく「寝た」という感じはありません。という話をされました。関西でも、マンションなど高層では地震のゆれをかなり感じた方がおられました。また、春は肝に影響が出やすく、自律神経の失調も目立つ季節でもあります。そこで、不安感を除きめまいや気分の悪さを解決していただきたいので、少し苦味がありますが、イスクラ温胆湯をシベリア人参茶で服用していただくことにいたしました。まず一週間服用していただいたら、「眠りの質が良くなって、気分が落ち着いてきました。」とご来店いただきました。

それからまた、二週間後には、めまいもすっかり改善して、と喜んでいただいております。

滋賀県 よねくら薬局

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2010年8月 3日 (火)

頭痛の改善

50歳代の男性。
以前から当店で栄養剤(ニンニク製剤)を服用し、肩こりはとれたけれども、頭痛(側頭部)には効果がない、との事。
医師から、イブプロフェン製剤・筋肉弛緩剤を処方されており、ほぼ毎日服用中。
神経質なタイプなので、香附子で気の流れを、と思い<川きゅう茶調散>をお渡ししました。
1週間ぐらいで、なんと処方薬がいらなくなったと連絡があり、正直びっくりいたしました。しかし3箱ぐらいから、徐々に効果がなくなり、ご本人曰く「この薬は耐性があるの?」・・・
川芎茶調散は辛温に傾いた処方なので、津液(陰)を傷つけたのかも、と思い、四物湯を併用してもらいました。そして(補血・補陰)すると以前のように効果があらわれ、現在では、1日2回の服用でコントロールできています。
香附子・川芎の理気鎮痛の効果を再認識することができました。

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2010年7月29日 (木)

頭痛 ~1日3回も飲んでいた鎮痛剤から解放~

背丈も体重もあるがっちりした36歳の男性が来店。

頭痛で毎日鎮痛剤が手放せません。1日に3回も飲んでいます。肩こりもあります。血の流れをよくしようと、生姜や香辛料など温める食べ物をとるように注意し、入浴などにも気をつけています。

でも一向によくなりませんと。10年も悩んでいます。

彼は暑がりの体質、舌の色は赤く、べったり苔がついています。
結構、冷たいものや水分が好きです。そして、やや神経質な性格で、いつも頭部に熱がこもっています。

そうなんです。この方は頭部に熱がこもった「拡張性頭痛」です。

頭部の熱を冷まし、血液の流れをよくするように、<瀉火利湿顆粒>と<冠元顆粒>を使っていただきました。食事も生姜や香辛料の取りすぎに注意していただきました。

2週間後に来店。この間に鎮痛剤は4~5回で済みましたと。
そして鎮痛剤を飲まなくなって、身体のだるさもなくなったと、嬉しい声です。

         京都  一乗寺薬局  荒木康子

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2010年4月19日 (月)

パニックからの不安感

突然のことです。歩いていて何故か気分が悪く倒れるのではないかという気持ちになりました。息苦しくて、思わずその場に立ちすくんでしまいました。
そんなお話から始まったように思います。

若い人に多いとも言われていますが、更年期以降にもパニック障害の症状を訴えられる方が多いものです。外に出るのが恐い。特に人が多いデパートなどは息苦しくなってくる。そんな方もありました。

ドクターに抗不安薬や安定剤を出してもらっているけどなかなかスッキリしない方もあります。きっかけは様々で、きっかけのない(自分では分からない)場合もあります。

中医学では多くは目には見えない痰が原因と考えています。咳をした時に出る痰のように少し粘りのある水分の停滞したものがあると考えていて、呼吸器以外のところにあるため咳で出すことが出来ずに、見ることが出来ないので、見えない痰と表現しています。

二陳湯という化痰(痰を消す)作用の有名な処方があります。この二陳湯を含んだ処方が多く作られていて、不安感を取り除く作用がある<温胆湯>、むかつきや胃腸の苦情を除く六君子湯、めまいに効果のある半夏白朮天麻湯などがあります。

特にこれからの季節に重宝する処方です。

             大津 よねくら薬局 米倉しく子

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2010年2月27日 (土)

不眠と睡眠薬

ここ数年、不眠や睡眠薬のトラブルでのご相談が非常に多くなっています。

例えば「なんとなく寝付きが悪く、睡眠薬を飲み始めた、最初はよく眠れたが徐々に体が慣れてしまったのかしばらくして2種類に増えた。そのうち長時間型の安定剤に切り替えたがそれでも短時間しか眠れない。その影響か翌日の疲労感や体のだるさから仕事に差し支え始めた」こういった相談が年々増えています。

とりあえず薬の力で眠るという「対症療法」での限界に不安を感じてのご相談であり、「自然な睡眠」がどれほど重要なものか痛感します。

一般的な睡眠薬は「マイナートランキライザー」とよばれ、「軽い安定剤」とあまり安易に考えないほうがいいです。『常用すると効く時間は短くなり、必要量が増し、依存症の危険。昼間も判断力や記憶力が落ちて、イライラや不安感が募り、また高齢者は痴呆症状が現れることもある。』 (朝日新聞抜粋 NPO法人医薬ビジランスセンター)

中医漢方での体質の補正は非常に歴史があり、得意分野といえます。

軽い入眠障害ていどならさほど時間もかからず調子の良かった頃に引き戻すことが可能です。

かなりの不眠でも徐々に体に負担のかかる精神薬を減らしていけるケースも多く、脳を守っていく為の大切なケア方法ではないでしょうか。

        奈良県 漢方相談の中村薬局

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2009年11月21日 (土)

不妊症で生理前にひどくなる肩こりと頭痛

1)症状

結婚後2年、40歳前の女性。生理予定日の前日から、上記症状に吐き気まで伴い、我慢できないとお見えになりました。
毎回、生理が始まると、頭痛は楽になるが、肩こりは残るそうです。中肉で、疲れのせいか顔色はくすんで見えました。乾燥肌で、かかとのガサガサが気になるよし。 

2)お出しした漢方薬

Ⅰ:試しに、ショウマが入った漢方薬と冠元顆粒を葛湯に溶かして飲んでいただいたところ、「美味しくてホッコリする」由。
    最初3日間は、1日3回これをお飲みいただきました。

Ⅱ:4日目~25日目は、1日2回、冠元顆粒婦宝当帰膠という当帰のシロップを、熱湯で溶かして飲んでいただきました。

3)費用:25日分で\15551でした。

4)結果

(2週間後)お顔のくすみもとれ、リラックスした表情で、その後のご様子をお話いただきました。
        ①開始1~2日目に体がホンワカして、肩こりが楽になった。
        ②足のすねの辺りがカサカサしなくなった
        ③立ち仕事をしていて、夕方の足のむくみがなくなった
        ④自分で鏡を見ると、舌の苔が薄くなった。    
        ⑤体が軽くなって、運動したくなった。
        ⑥夕方の眼のかすみは、以前と変わらない。
  (25日後) ①~④に加えて、夕方の眼のかすみも楽になった

漢方で「通じざれば痛む」といいますが、肩や頭で気血の通じが良くなることによって良い結果が得られたと思われます。

きっと骨盤の中でも、気血の巡りが良くなっていることでしょう。

服用継続を希望されました。

                  滋賀、守山駅東口 ワカバ堂薬局

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2009年7月25日 (土)

若い方の鬱症状

うつ病はどの年代にもあるのですが、最近は特に若い世代に多く見られるようです。

総務省の発表では、若者の意識調査で、心の健康を“崩されている”可能性が高いと判定された人の割合が20~30歳代で16%。つまり、6人に1人が心の健康を害していることになります。医学的には「うつ病」とは診断されないものの、「軽症うつ」が若い世代に増えているようです。

これらは企業の雇用問題や社会的な問題が背景にあるのではと思います。

26歳の女性Aさん、大企業にお勤めでしたが、とても忙しくストレスも大きくてうつ病になり相談にこられました。

症状は、何もする気がしない、人に会いたくない、不安・イライラ、眠れない、だるさ、食欲低下、頭痛、などたくさんありましたが、Aさんの体質は<気血両虚> 即ち、元々色白、貧血気味、冷え症、元気が無いタイプでしたので、まずは<補血剤>や<補気剤>をお使いいただき回復力をつけることにしました。しばらくすると、身体は少し楽になり、睡眠も改善して、元気になってこられました。

ところがその頃、会社の長期の休みも取れなくなり、出勤するよう連絡を受けた後、起床時に手足が痺れて起きられない、会社に行こうとするとめまいが起きるなど、新たな症状が出始めました。

中医学では<気滞血お>という状態、即ちストレスが血管を収縮させ、緊張も加わって動けなくなる症状と思われました。

そこでお薬を変更し、<疏肝理気剤>や<安神剤>で緊張を緩和し、リラックスできるものをお使いいただきました。ストレスが大きいので、薬で簡単に改善するとは思われませんが、少しでも心の支えになればと祈るばかりでした。

若い世代の心のトラブルは個人だけの問題でなく、社会が関わって改善してあげることを痛感するご相談でした。

     京都市  市兵衛薬局  古村 学 

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2009年7月20日 (月)

自律神経失調症と漢方

《旅行に行きたくなる?》

忙しい現代人、気を使う、頭脳を使いすぎる、 そして 精神的にクタクタ・・そんな方々の為のページです。
簡単に言えば、神経疲労と言えますね。
しかし自律神経失調症といえるのでしょうか?
問題はその神経疲労が体に悪影響 をおよぼし、毎日の生活をつまらなくしてしまう事です。
「はぁ・・旅行にでも行きたいなぁ」って感じですね。

《ため息?自律神経失調症?》

その神経疲労、心の疲れがたまってくると・・「はぁ・・」とため息、「悩み」や「心配事」、「恋煩い」 などでもよくなるものです。
それが重症となるとイライラ、肩こり、不安感、不眠 症、憂鬱、夢が多く眠りが浅いなどより不快な症状へと進行していきます。問題はこの時点でどうするかという事です。

《誰に相談しますか?》

例えば仕事のストレスから不眠症になってしまった、出勤前なると胸が苦しくなり自分の心臓が心配にな る・・そしてその心配から更に眠れなくなり悪循環・・だれに相談しますか?循環器内科?しかし実際病院で病気だと言われたところでどうしよう・・そういった悩みをお持ちの方は沢山おられます。

《一人で悩むのは》

そうやって一人で悩み続けるのは時間の無駄です。
たしかに鬱病や精神分裂症などで精神科にかからなければならない方もおられます。
しかしほとんどの方は日常のチョットした工夫やサプリメントなどで改善します。
大事なのは病院にかかる前の段階、未病(みびょう)の段階で自分の神経疲労を改善し、不快な症状から脱出する事だと思います。

《乗り越えるコツ》

乗り越える為に、不快な症状を改善する為に仕事を辞める・・ 子育てを辞める・・そうはいきません。
勿論原因の除去は重要ですが問題は同じストレスを受けてもピンピン元気にされてる方がおられるという事です。せっかくの一度っきりの人生ですから、耐えて、耐え続けるのではなく不快な症状を吹き飛ばしたいものです。

《心の疲れに漢方医学を》

●寝られないから睡眠薬を・・
●動悸がするから抗不安薬を・・
●イライラするから安定剤で・・
          でもやっぱり・・

「精神に作用する合成医薬品」に頼らずに、自然の生薬や漢方薬、サプリメントで「以前の調子の良かった状態」に戻ってほしい。。    

それが我々の理念、願いです。

  漢方相談の中村薬局スタッフ一同

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