貧血、冷え症、生理痛、更年期障害

2013年3月10日 (日)

冷え性の漢方

待ちに待った春がやってきました。
気温は少しずつ上昇し、次第に暖かくなり 草木は芽吹き 動物も冬眠から目覚めます。この時期は気温が一定せず暖かくなったと思うと、また寒い日が戻ってきたりします。朝夕はまだまだ冷えることが多いですね。

今日は冷えに良い<婦宝当帰膠>についてお話ししたいと思います。

婦宝当帰膠は9種類の生薬で構成された生薬製剤です。その成分の7割をしめるのが<当帰>と言う生薬です。。中国では、<当帰>は女性の体に欠かせない生薬として知られ、女性の宝として重宝されてきました。

中国にこんな民話があります。
当帰は”まさに帰るべし”と読めますが、それは「昔、中国では、”嫁して三年子なきは去る”といって、子どもができないため、実家に帰された女性がいましたが、そのようにして実家に帰された女性が、当帰という薬草を毎日煎じて飲み、身体を丈夫にし、血液を増やし、子どもを生める身体になって夫のもとに帰ったと言います。”まさに帰るべし”なのです。」

それくらい当帰は、血を増やし、血行を良くする力があると言われています。
婦人薬に当帰を使うことが多いのは、こういうことからです。

中国のくすり<婦宝当帰膠>はからだを温め、血を増やし、女性特有のつらい症状を緩和すると同時に、あなたをからだの中からきれいにします。
 
特に冷えやすい方、貧血気味の方、生理痛・生理不順の方にお勧めです。更年期障害にお悩みの方も是非お試し下さい。
                                 
             彦根 疋田薬局 野口依久子

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2010年10月 9日 (土)

冷え性はタイプ別対策が効果的

女性の2人に1人は悩んでいるといわれる「冷え性」ですが、ご友人3人でお立ち寄りくださったお客さまのお話です。

3人のご相談は「冷え性を改善したい」ですが、よく状況を伺ってみると、同じ「冷え性」でも少し様子が異なるようです。

Aさんは、妊娠中にできてしまった下肢静脈瘤のため日常から足がだるく足先がいつも冷たく、起床時にはしびれを感じるとのこと。月経痛がひどく初日から3日目にかけて鎮痛薬を服用しているとのこと。

Bさんは、夏でも汗をかくこともなく、寒がりで貧血傾向。月経時は体がだるく何もやる気が起きないとのこと。

Cさんは、とにかく腰が冷え、下半身は水につかっているかのようだ、とのこと。

Aさんのタイプは、いわゆる血行不良が原因と考えられますので、血液がサラサラとした状態で体の隅々まで行き届くことをイメージして漢方薬を服用、冷えの改善とともに月経痛も軽減されました。

Bさんのタイプは、血液の不足から体が温まらない状態と考えられますので、血液量を補う目的で漢方薬を服用、顔色が良くなり朝起きるのも楽になったそうです。

また、Cさんは体の中から熱を生み出す力を高め水分代謝を整える働きのある漢方薬をおすすめし、冷えとともにむくみまでスッキリ解消されました。

女性にとって「冷え」は、健康にも美容にも大敵ですね。
体質に合う漢方薬でキレイに磨きをかけましょう。

    奈良県橿原市  一陽館薬局 樫谷 陽子

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2010年6月 7日 (月)

不正出血と漢方薬

婦人病の相談として比較的多い相談として不正出血があります。

不正出血は大きく分けると二つあります。

「月経がダラダラ続く不正出血」 
        と
「月経時以外に出血する不正出血」

今回ご紹介するのは、「月経時以外に出血する不正出血」になります。
月経時以外の出血は排卵期や月経前が多く、出血量はそれほど多くはありません。(例外もあります)

原因としては・・・

(1)生命エネルギーである「腎」の弱り
      足腰に力が入らない、手足が冷える又は逆にほてるなど
(2)元気不足からくる胃腸の弱り
      食欲不振、食後倦怠感、疲れやすい、疲れると色々な症状悪化など
(3)過剰な熱が体に篭っている
      体が熱い、イライラしやすい、出血量が多いなど
(4)血の流れが悪くなっている
      肩こり、頭痛がある、経血が黒っぽく塊が混じるなど

原因として重要なのは(1)の生命エネルギーである腎の弱りになります。
子宮は新たな命を作る臓器で、命を作る用意の段階で血を多量に必要とします。
全身の血を子宮に集め子宮内膜を作るのですが、腎が弱ると血が子宮に集まっても上手に子宮内膜を作ることが出来ません。
腎の働き以上に子宮に血が集まると、血が溢れ出て不正出血となります。

『(2)の胃腸は不正出血と関係無さそうなのに何で?』と思われるかもしれませんが、胃腸は食べ物を食べて元気を作る場所です。
また「血」を含め体の臓器を一定の場所に留める働きもあります。

胃腸が弱り、元気が作れなくなると、色々なモノを一定の場所に留める力が弱ります。
すると胃下垂になったり、痔になったり、不正出血が起こったりします。
知らないうちにアザ(皮下出血)が出来ている場合も(2)の原因の可能性があります。

(3)体に熱が篭ると全身の血が出血傾向になります。
余分な熱はエネルギー過剰と考えられ、オーバーヒートのような昂進状態になり全身の血が行き場を失ってしまいます。
そうすると体の出血しやすい場所から血が溢れ出てしまいます。
のぼせたりすると鼻血が出てくるのも同じような原因です。

(4)の血流が悪くなっている状態は、上記の(1)(2)の過程において発生します。
新しい血を作り、全身に行き渡らせるのですが、生命エネルギーである腎や元気製造機である胃腸が弱ると血を全身に行き渡らせることが出来ません。
そのため行き場を失った血は出血しやすい場所から不正出血として溢れ出てしまいます。

細かく分けるともう少し原因がありますが、概ね上記の4つが原因となります。
(これらの原因は単一で現れる場合は少なく、ほとんどが複雑に絡み合っています。)

これら4つの原因をしっかり見極めることが大事になります。
また出血している場合には出血を抑える方向に持って行き、出血が治まれば月経周期を整える必要があります。
「出血が止まったからもう終わり」というわけではなく、根本である「何故出血していたか」を考えれば今後の生活も健やかに過ごせると思われます。

単純に「不正出血」と言っても東洋医学では複数の原因があります。
東洋医学で改善する場合、原因は上記の4種類ですが、漢方薬の種類は多数あります。
個人個人の体質によって漢方薬も変わるので、ここでは挙げ切れません。

東洋医学で症状を改善する場合はご自身で判断せず、お近くの漢方専門のお店でご相談下さい。

    奈良県   漢方の大元気堂    大嶋章吾

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2010年3月25日 (木)

子宝から更年期予防へ

かわいい女の子を連れて来店いただくTさんは現在48歳です。

平成13年の暮れに不妊症の相談で初めて来店いただきました。年齢が40歳で線筋症があり月経にもトラブルがある状態でした。

まずは体調を調えることに重点をおき月経不順や月経痛などのトラブルを改善する<婦宝当帰膠>を主に、<逍遥丸>などを服用していただきました。冷え性や疲れやすいこともあり、<参茸補血丸>や<杞菊地黄丸>を服用されることもあり次第に体調は整っていきました。

年齢的にお子様を早く欲しいとの思いがありましたが、人工授精も成功せずに2年近く過ぎた頃、一時ホルモン剤等病院の治療は中止することになりました。
当然、基礎体温は乱れてきて、ご本人はドクターから付き放させた思いでショックだったようです。でも私は、少しからだに鞭打つ状態を休めるチャンスと考えていましたので、あきらめないようにアドバイスさせていただきました。

不思議なもので、それから3ヵ月後に自然妊娠していたとのご連絡をいただきました。
ただすんなりと出産とはいかないもので、切迫流産のおそれ、前置胎盤の可能性、などの連絡をいただく度にハラハラさせられたものです。

妊娠中も婦宝当帰膠や参茸丸を服用いただいており、お母様に似たかわいい女の子が誕生しました。出産後1年ほどたった頃に「もう一人欲しい」とのお話でしたが、まずは身体を調える必要があり、更年期へ向けて不快な症状が出ないように服用いただいております。子宮線筋症もありますが、今のところ大きなトラブルもなく元気でおられます。

                大津 よねくら薬局 米倉しく子

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2010年3月12日 (金)

排便時の痛み ~痔ではありません!~

ちょっと言いにくいのですが・・・とご来店くださったお客さま。

病院で検査をしても原因がなく、でも耐え難い痛みに襲われ、お困りの彼女のご相談は「排便時痛」。

月経時は特にひどく、最近では、月経時以外にも排便時には激痛を感じることが多くなってきたとのこと。

彼女の激痛の原因と考えられる体質は、漢方的には、瘀血(おけつ)といって、血液の流れが滞りやすい状態があげられます。
月経初期の腹痛や子宮内膜症の傾向などにも見られる体質です。
月経初期には、痛みが強く、排便時の刺激など月経と関係ない時期にも痛みを感じることもあります。

この瘀血(血液の流れが滞りやすい)体質にアプローチする漢方薬を服用され、彼女は激痛から解放され、同時に月経期の苦痛も解消されました。

病気ではなくても、現れる不調は、カラダからのメッセージ。
しっかりキャッチしてお早めにメンテナンスしてあげたいものですね☆

       橿原市  一陽館薬局  樫谷陽子

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2010年3月11日 (木)

卵巣チョコレート嚢腫と漢方薬

卵巣チョコレート嚢腫は、子宮内膜の組織が卵巣の中で増殖する病気です。
子宮内膜症という病気の一種で、子宮内膜と同じ性状のため、卵巣の中で月経のたびに子宮内膜と同じ状態が引き起こされ、場合によって、酷い痛み、炎症を伴い、卵子の質の低下の原因となるため、妊娠の障害となる恐れがあります。

Bさんは結婚して2年経ちますが、子宝に恵まれず相談に来られました。

病院の検査では、子宮内膜症があり、卵巣チョコレート嚢腫があるとのこと。
2~3センチほどの大きさだったようですが、定かではありません。
生理痛が酷く、身体の冷えや胃腸障害に悩まされ、いつも疲れがちです。
排卵痛や生理前の痛みもあり、目の奥から感じる頭痛にも悩まされています。

自分の体調に自信がなく、こんな状態では、妊娠のためにも良くないだろうと、元気になるために漢方薬の服用を希望されました。

Bさんは、胃腸が弱く、気力不足の冷えがある脾虚痰湿、
血液の流れが悪く痛みが起こっている<お血>の状態が特に目立っていたので、胃腸を元気にして、気力を補うため「星火健胃錠」、「黄耆建中湯」、血液の流れを良くし老廃物をきれいにするために「桂枝茯苓丸加よく苡仁」「冠元顆粒」、気血を補うために「婦宝当帰膠」などを基本として、<周期調節法>で漢方薬を服用していただきました。

2ヶ月目から、痛みが軽くなるのを感じられ、頻繁に悩まされていた胃痛と下痢も、半年後にはかなり改善、もうそろそろ1年経つ頃に、妊娠がわかりました。

驚いたことに、卵巣にあったはずの卵巣チョコレート嚢腫が「どこにも見当たらない!」とのこと。

体調改善のために服用された漢方薬でしたが、体調が改善したことによって自然治癒力が高まり、病気の改善につながったのだと思われます。

思わぬ副作用に、とてもうれしそうなBさんでした。

    滋賀  漢方の本陣薬局  竹内 聡

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2009年7月30日 (木)

女性の「冷え症」

古今問わず、女性の悩みといえば「冷え」がまっさきに出てきますよね。

特にこの暑い夏の時期、冷房のしっかり効いたオフィスや通勤電車のおかげでますます「冷え」に悩まされる経験は多くの女性がお持ちではないでしょうか??

さてこの「冷え」、お医者さんでは「冷え性」という体質の一つになりますが、中国漢方でいえば「冷え症」というれっきとした病気の症状になります。

先日も30歳前後の女性が、まさに「夏の冷え」で相談にお越しになりました。
日ごろから、足が冷えることはあるようですが、夏場は冷房で、さらに身体が重だるい、ひどい時には肩こりも・・・とのこと。

早速、毎日の仕事の具合、食事のことなどをお伺いし、

① 血を補って身体を温めてくれる<当帰主体の液体漢方薬>
② 痛みの元になる血の滞りをスムーズに流してくれる<丹参配合の漢方薬>
を暖かいお湯で溶いて服用頂きました。

香りもすっきり甘みもあって飲みやすいとなかなかの高評価!
今も服用を続けていただいています。まずは肩こりが楽になってきているようです。

なお、度が過ぎた冷房で身体が冷えすぎると本能的に体温を上げようとするあまり、身体がオーバーヒートし、逆にのぼせ、ほてりが現れることもあります(不思議ですね)。

近年、省エネ・温暖化対策で「冷房設定28℃」とさかんに推奨されていますが、何より身体にとってもこの“弱冷房車両”環境がちょうどよいのは言うまでもありませんね!

       京都市  保生堂薬局     田中 秀明

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