9月度定例会より(第一部)
今月も引き続き、Webにての定例会となりました。
第一部は、健伸堂薬局の米倉しく子先生による「四診3 聞診 問診 切診」のご講義でした。
四診とは「望診・聞診・問診・切診」の四つを合わせていうもので、弁証論治(体質や状態を判断し、処方を決定する)のためには欠かせない漢方独自の診察方法です。
米倉しく子先生が実際に相談を受けられた具体的な症例をもとに、望診、聞診、切診の情報の他に「どのような問診をしていけばよいか」など、全員参加のディスカッションの場ともなり、多くの先生方のご意見も聞くことができ、貴重な時間となりました。
四診から得られた情報を総合して疾病の症状と体質の特徴を整理、どのような弁証、治則、方剤を決定したのかを学ばせていただきました。
まずは「いつ」「どこで」「どこを」「どのような具合」をしっかり聞き、主訴の確定をする。
随伴症状から得られるデータ、生活習慣から得られるデータを正確に捉え、主訴に対する方向性を確定し、
お客様との意思疎通を図ること。直接関係のないように思えることも、重要なヒントになるということ。
多くの情報を集める問診の大切さをあらためて教えていただきました。
そして参加された先生方の意見を、多く聞くことができたこともとても勉強になりました。
今後も、より多くのお客様の体質改善のお役に立てるよう、漢方の処方だけでなく日々の養生などもお伝えしてまいりたいと思っております。
是非ご相談ください。
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