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2020年9月

2020年9月27日 (日)

9月度定例会より(第2部)

引き続き、9月もコロナ感染拡大防止のため、web会議システムで定例会が開催されました。

 

第二部は、韓小霞先生による“症例から学ぶ中成薬と健康食品の応用”の講義でした。

 

韓先生のご経験から八つの症例が提示されました。

 

今回の定例会は、いつもとちょっと違ったスタイルで、定例会初の試みとしてweb会議システムの投票機能を使って、参加の先生方から治則や処方を投票してもらい、回答を集め、画面上で回答の投票結果を共有しながら韓先生の講義を受けるというものでした。

 

投票機能は、講義の途中に画面上で投票の質問への回答を求められ、参加者には投票用ウィンドウが表示されます。

 

個人的に、この投票機能を使うのが初めてだったことや自宅保育をしながら講義を受けたこともあり、治則や処方を考えている途中でタイムアウトになることがあり~はじめは操作に戸惑いましたが、すぐに慣れました。

 

今回の講義は、投票機能を用いたこともあり、いつも以上に臨場感がありワーキングママでも気負いなく楽しく受けられる定例会でした。

 

そして、今年は京滋奈中医薬研究会主催で予定していた屋外漢方イベントが残念ながら中止となってしまいましたので、代わりに下記のイベントが開催されることになりました。

 

11月1日(日) テーマは
“秋冬に多いお悩み「肌荒れ•乾燥」「冷え」対策”

 

Web会議システムを使ったイベントです!

 

お申込み方法は、
京滋奈中医薬研究会会員店店舗にて来週はじめ頃から配布予定のパンフレット、または「京滋奈中医薬研究会」のHPからもご応募いただけます。

 

〆切は10月25日(日)

 

どなたでも参加出来ますので
お友達をお誘いの上、是非
ご参加ください。

 

 

                                         京都 漢方ごじょう 谷山 博美  

 

 

 

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2020年9月26日 (土)

9月度定例会より(第一部)

今月も引き続き、Webにての定例会となりました。
第一部は、健伸堂薬局の米倉しく子先生による「四診3 聞診 問診 切診」のご講義でした。

 

四診とは「望診・聞診・問診・切診」の四つを合わせていうもので、弁証論治(体質や状態を判断し、処方を決定する)のためには欠かせない漢方独自の診察方法です。

 

米倉しく子先生が実際に相談を受けられた具体的な症例をもとに、望診、聞診、切診の情報の他に「どのような問診をしていけばよいか」など、全員参加のディスカッションの場ともなり、多くの先生方のご意見も聞くことができ、貴重な時間となりました。

 

四診から得られた情報を総合して疾病の症状と体質の特徴を整理、どのような弁証、治則、方剤を決定したのかを学ばせていただきました。

 

まずは「いつ」「どこで」「どこを」「どのような具合」をしっかり聞き、主訴の確定をする。
随伴症状から得られるデータ、生活習慣から得られるデータを正確に捉え、主訴に対する方向性を確定し、
お客様との意思疎通を図ること。直接関係のないように思えることも、重要なヒントになるということ。
多くの情報を集める問診の大切さをあらためて教えていただきました。

 

そして参加された先生方の意見を、多く聞くことができたこともとても勉強になりました。

 

今後も、より多くのお客様の体質改善のお役に立てるよう、漢方の処方だけでなく日々の養生などもお伝えしてまいりたいと思っております。

 

是非ご相談ください。

 

 

                                         奈良 一陽館薬房 学園前店 木村敦子  

 

 

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