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2019年8月 5日 (月)

7月度 定例会報告 『不眠』について

漢方の健伸堂薬局 京都四条店  米倉しく子先生に
「不眠」について講義して頂きました。

睡眠とは睡眠の量 睡眠の質 睡眠のタイミングの観点から睡眠をとらえることが必要だということ。<日本睡眠学会より>

人間は日の出と共に起き、日没と共に眠る。大自然のリズムに即したほぼ24時間周期の生体リズムが備わっている。
私たちは1日約1/3を眠って暮らしている。食事や運動と同じように良い眠りも健康維持に欠かせない。
良い睡眠とはぐっすり眠った夜の次の朝は自然と目が覚め、気持ちがよく、疲れが取れてサッパリした感じがあるもの。

中医学的には不眠は睡眠(入眠)障害のことで種々の原因により心が養われない、心神が不安定になることで発症する。
主要なものは陽が陰に入ることができない関係から起こる。
 夜中23時~1時には陰が最も旺盛で陽が最も微小
 日中11時~13時には陽が最も旺盛で陰が最も微小となる。
問診では睡眠の異常変化を質問して、常に人体の陰陽盛衰の状況を明らかにすることができる。
不眠は臓腑では心・脾・肝・胆と関係が深く、病因として気血・痰・火がある。
不眠と関係が深い情緒は憂・怒・思・悲でこれはストレス・過労・飲食不節制・加齢・大病・慢性病の後などが原因である。

弁証 
<虚証>の場合は心脾両虚・心腎不交・肝鬱血虚があり、それぞれ代表方剤として心脾顆粒・天王補心丹・酸棗仁湯などがある。
<実証>の場合は肝火上擾・痰熱内擾・胃気不和がありそれぞれ代表方剤として、瀉火利湿顆粒・イスクラ温胆湯・晶三仙+健脾散などがある。

日々不眠に悩んでおられる方は、お近くの中医薬研究会の会員店にご相談ください。

 


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