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2018年6月

2018年6月24日 (日)

6月度定例会より 「皮膚病(アトピー)における、中成薬健食応用」

6月17日(日)の京滋奈中医薬研究会の定例会後半は、劉桂平先生による 「皮膚病(アトピー)における、中成薬健食応用」についての講義でした
劉桂平先生は皮膚病の専門講座担当中医学講師です
独自の食養生の考え方と中成薬のアトピーの治療方法の講義については定評があります

アトピーのタイプ
1. 掻痒湿疹型
2. 紅斑・びらん・乾燥型
3. 白っぽい乾燥型
4. 黒っぽい乾燥型
5. 白っぽい寒がり型
6. 乾燥ほてり型
の6つの方に分けて、中医学的対応について具体例を挙げ、わかりやすく説明していただきました。

アトピーになる原因として,飲食の不摂生、ストレス、睡眠不足(過労)などがかかわり、漢方薬を服用し、一旦アトピーが改善しても、前述の不摂生などがあると、ある日突然悪くなったり、まったく元に戻ってしまったりすることがある経験から養生の大切さを認識されるようになったこと、特に脾胃を強化させる必要性を実感しておられることを強調され、以下の養生法を強く勧められました

1. 煮物や和食を中心に
2. 旬の緑黄色野菜を火を通してたっぷり食べる
3. バランスの良い食事をとることが大切
4. 適度に運動する
5. 適度に汗を出す
6. 優しい日光を適度に浴びる(朝日、木漏れ日など)
7. 生活リズムを守る。(睡眠、食事のリズム)
8. 旬の果物、緑茶、紅茶を適量摂る

飲食の失調は疾病の主な原因であり、食養生をすることにより、漢方薬が効く生態環境を作るのだと話されました。

全ての養生法を実行するのは現代社会では非常に難しいのですが、常に意識して行動することと漢方薬を併用することで、少しでも早くアトピーのことを心配せずに過ごせる日が来ると思います

     滋賀 本陣薬局 竹内 聡  

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2018年6月16日 (土)

5月定例会より「専門性を高めるための中成薬及び健康食品の応用 五官科編」

定例会の後半は中医学講師の先生によるご講演をいただきました。

五官という「目、耳、鼻、口、舌」の感覚器官のうち、今回は鼻と耳について学びました。
まずは、鼻ですがヒトは1日に約2万リットルの空気を吸収しています。
口呼吸より鼻呼吸の方が優れている点の1つには取り込んだ空気に33度以上の温度と80%の湿度を与えるという大切な働きがあります。
ですので、鼻が悪いと身体が冷えたり、代謝が下がります。

また、最近相談が増えているのが後鼻漏のご相談です。
鼻水がのどに流れ込むのが特徴で、蓄膿症、慢性鼻炎、アレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎が原因として多く、鼻がつまって味や臭いが分からなかったり、前頭部や目の奥の痛み、耳鳴り、めまいなど鼻以外の症状が現れることもあります。

漢方的には「肺」、「脾」、「腎」の働きの低下により、上半身の水の流れが悪くなる事が関係しています。ですので、水分を取り過ぎないようにし、運動や半身浴などで汗をかいて代謝を上げると良いです。
それと甘いものや油っぽいものは胃腸に負担がかかりやすいので摂り過ぎないように気をつけましょう。

漢方薬でしたら、胃腸を元気にしたり、血流や水分代謝を良くする商品をベースに使います。しっかりお客様の原因を見極め、生活習慣の改善、漢方薬や健康食品で症状を楽にしてあげる事が根本治療の近道です。

続いては耳ですが、ご相談でも多いのが耳鳴りです。血管の痙攣や、血栓、出血、ウイルス感染、ストレスや自律神経の失調など原因は様々ですが、内耳にある蝸牛の血流障害(リンパ液)が大きく関係しています。

蝸牛にはたくさんのリンパ液がつまっていてその流れや消耗が大きな要因となります。
漢方的にはリンパ液を増やす活血剤を始め、気の流れを良くする理気剤、睡眠の質を高める安神剤、耳の弱りを補う補腎剤を使用します。

また、発症してから3ヶ月以内に対処できるかで、その後の治り方も変わってきますので、おかしいなと思ったらお近くの中医薬研究会の専門家にご相談下さい。

お客様の体質に合わせた漢方薬や健康食品をご提案させていただきます。

     滋賀 蒲生ドラッグ 塚本 聖  

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