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2017年7月

2017年7月12日 (水)

6月18日(日) 定例会より 「第三回 五臓“心”の働きを中心に 理血薬、安神薬の使い方」

定例会の前半は 米倉先生にご講演いただきました。
テーマは「第三回 五臓“心”の働きを中心に 理血薬、安神薬の使い方」についてです。

心の生理機能には、2つの働きがあります。
①心主血脈:栄養物質を血管を通して身体各部に送り出し、濡養する
②心主神明(神志):心には人の精神・意識・思考・活動をコントロールする機能

これらが正常に機能しなくなると、心悸(ドキドキ)・不眠・夢をよく見るなどの症状が出現します。
どれも不快な症状ですよね(^^;)
そこで、救世主となるのが理血薬と安神薬です。
理血薬は、血分の病気(出血・お血・血虚)を治療する
→止血・活血・補血
その中で 一例を挙げますと、活血薬として全身に使える「冠元顆粒」があります。

そして、安神薬は、精神安定鎮静を目的とする二つに分けられます。
①養心安神薬:植物の滋養強壮作用により、脳の抑制過程を強め、陰虚や血虚で心神が養われない心神不安証を改善する。
例えば、天王補心丹・酸棗仁湯 など

②重鎮安神薬:鉱物・貝類などで主に脳の興奮過程を抑制し、心陽と肝陽の亢進による心神不安証を改善する
例えば、竜骨・牡蛎 など

このような、理血薬・安神薬の活用は、家族みんな(ペット)の心身をサポートします。

お一人お一人の体質に合わせた漢方を処方いたしますので気になる症状がございましたら
お近くの 京滋奈中医薬研究会会員店へ ご相談ください(*^-^*)



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2017年7月 8日 (土)

6月18日(日)の定例会より「妊娠中の中医学対応」

定例会の後半は中医師の劉怜先生にご講演いただきました。
テーマは「妊娠中の中医学対応」です。
胞宮(子宮)は奇恒の腑といい、五臓の「蔵」する働き(胎児を育む)と、六腑の「瀉」する働き(分娩)を併せ持った臓器です。
妊娠中の漢方薬の使用には通常とは異なった対応が必要になります。
「小方治大病」といって、少ない薬で病気を治療することを心がけること。
実際、通常量の1/3量で充分効果が得られます。
そして「中病即止」。症状がおさまったらすぐに薬をやめることです。
胎児を安全に育みながら、悪阻、貧血、浮腫、高血圧、引きつり、頻尿など妊娠期特有の症状に慎重に対応していくことになります。このとき食養生も一緒に行うことが大切ですね。
「不妊」についてはたびたび研鑽を重ねてきていますが、「妊娠中の中医学対応」についてはあまり機会がなく、よい機会になりました。
質問もたくさん出て時間が足りないくらいでした。
今後の相談に役立てていきたいと思います。
          京都府 向日台薬局 村瀬令子  

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