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2010年3月 3日 (水)

発疹と痒み

痒みが生じる原因はアトピーや乾燥肌など様々ですが、漢方ではその症状と体質によってお薬を考えます。

60歳の女性Wさんは昨年11月頃から全身に赤い発疹が出て、痒みを伴い寝られないほど酷くなりました。引っ掻いて出血したり、部分的に黄汁が出たり、頭皮はフケのように粉がふいたりしたので、相談に来られました。

病院ではステロイド系の軟膏をもらわれていましたが、根本治療をしたいとのことでした。
詳しくお聞きすると、様々な健康食品を数種類以上服用しておられて、何が原因になっているか分からないので、一旦全部休止していただき、漢方薬は<消風散>や<温清飲>をお使いいただきました。

乾燥する部位や赤みのある部位には、外用に<瑞花露クリーム>を使っていただきました。

2週間後に来られ、痒みが少しましになり、1ヵ月後には新しい発疹が出てもすぐに引いてしまう状態まで改善しました。

健康食品と皮膚トラブルとの因果関係があるか否かはわかりませんが、あまり多くの健康食品を摂取するのはお勧めできません。
それぞれの体質に合わせて必要最低限にされたほうがよいとお話しておきました。

          京都市下京区   漢方の市兵衛薬局

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