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2009年7月30日 (木)

女性の「冷え症」

古今問わず、女性の悩みといえば「冷え」がまっさきに出てきますよね。

特にこの暑い夏の時期、冷房のしっかり効いたオフィスや通勤電車のおかげでますます「冷え」に悩まされる経験は多くの女性がお持ちではないでしょうか??

さてこの「冷え」、お医者さんでは「冷え性」という体質の一つになりますが、中国漢方でいえば「冷え症」というれっきとした病気の症状になります。

先日も30歳前後の女性が、まさに「夏の冷え」で相談にお越しになりました。
日ごろから、足が冷えることはあるようですが、夏場は冷房で、さらに身体が重だるい、ひどい時には肩こりも・・・とのこと。

早速、毎日の仕事の具合、食事のことなどをお伺いし、

① 血を補って身体を温めてくれる<当帰主体の液体漢方薬>
② 痛みの元になる血の滞りをスムーズに流してくれる<丹参配合の漢方薬>
を暖かいお湯で溶いて服用頂きました。

香りもすっきり甘みもあって飲みやすいとなかなかの高評価!
今も服用を続けていただいています。まずは肩こりが楽になってきているようです。

なお、度が過ぎた冷房で身体が冷えすぎると本能的に体温を上げようとするあまり、身体がオーバーヒートし、逆にのぼせ、ほてりが現れることもあります(不思議ですね)。

近年、省エネ・温暖化対策で「冷房設定28℃」とさかんに推奨されていますが、何より身体にとってもこの“弱冷房車両”環境がちょうどよいのは言うまでもありませんね!

       京都市  保生堂薬局     田中 秀明

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