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2009年7月25日 (土)

若い方の鬱症状

うつ病はどの年代にもあるのですが、最近は特に若い世代に多く見られるようです。

総務省の発表では、若者の意識調査で、心の健康を“崩されている”可能性が高いと判定された人の割合が20~30歳代で16%。つまり、6人に1人が心の健康を害していることになります。医学的には「うつ病」とは診断されないものの、「軽症うつ」が若い世代に増えているようです。

これらは企業の雇用問題や社会的な問題が背景にあるのではと思います。

26歳の女性Aさん、大企業にお勤めでしたが、とても忙しくストレスも大きくてうつ病になり相談にこられました。

症状は、何もする気がしない、人に会いたくない、不安・イライラ、眠れない、だるさ、食欲低下、頭痛、などたくさんありましたが、Aさんの体質は<気血両虚> 即ち、元々色白、貧血気味、冷え症、元気が無いタイプでしたので、まずは<補血剤>や<補気剤>をお使いいただき回復力をつけることにしました。しばらくすると、身体は少し楽になり、睡眠も改善して、元気になってこられました。

ところがその頃、会社の長期の休みも取れなくなり、出勤するよう連絡を受けた後、起床時に手足が痺れて起きられない、会社に行こうとするとめまいが起きるなど、新たな症状が出始めました。

中医学では<気滞血お>という状態、即ちストレスが血管を収縮させ、緊張も加わって動けなくなる症状と思われました。

そこでお薬を変更し、<疏肝理気剤>や<安神剤>で緊張を緩和し、リラックスできるものをお使いいただきました。ストレスが大きいので、薬で簡単に改善するとは思われませんが、少しでも心の支えになればと祈るばかりでした。

若い世代の心のトラブルは個人だけの問題でなく、社会が関わって改善してあげることを痛感するご相談でした。

     京都市  市兵衛薬局  古村 学 

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